プッチンプリン最強説

実家にいるとき、妹と一緒に焼きプリンをつくった。
「こ、こんなに砂糖入れるの!?」
と驚いた記憶がある。
初めてにしては上々の出来だったと思う。
見た目も味も。
おいしいにはおいしいが、何かが違う。
生地、口あたり、ソースといった要素が平面的に終わってしまって、絡まない。
でも、こういう失敗も含めてお菓子づくりは楽しい。
趣味でつくるぶんには、味はあんまり問題でないかもしれない。
                  ※つくったプリンは家族でおいしくいただきました
プリン




以前、友人と利きプリン大会をしたことがある。
コンビニをめぐり、一番おいしいプリンを決定する、
という会だったので、正確には「利き」ではないのだが、語呂がよいので。
さまざまなプリンを食したが、プッチンプリンの安定感は群を抜いていた。
他のプリンが「軽・淡」や「重・濃」といったボキャブラ天国式評価を下されるなか、
プッチンプリンだけは「王道」という言葉で形容された。
座標でいえば(0,0)。
原点。
ここからすべてが始まる。
そして、ここが、俺たちの帰る場所。
「甘すぎる」という指摘もあるが、万人受けを狙える味ではなかろうか。


タモリのボキャブラ天国


結論:味覚を言葉で表現するのは難しい。


彦摩呂