娯楽≒アート

ショーシャンクの空に」をみる。
何回目だろう。
the movie.
自分の中の映画像を一つの作品で表すなら、これを選ぶ。
説明はあえて避けたい。
そんな作品。


映画、音楽、絵画など、娯楽の対象になっているものは時代とともにある。
その作品が生まれた時代、社会状況、空気、批判が込められている。
比喩や暗号として含まれる場合もある。
今話題のレオナルド・ダ・ヴィンチは典型だろう。
娯楽という媒体を通すことで、より多くの人にメッセージを届ける。
文章以上に強烈なインパクトを与えることもできるだろう。


私は、作品を見た後に不快感を催すものを好まない。
不条理、凄惨、説教、難解など不快感は人それぞれだろう。
あえて余韻を残すための技法ということもあるだろう。
だが、作品は娯楽としての姿を破綻させてはならないと思っている。
解説書なしで見ることができなくてはならない。
作品は作り手を離れ、鑑賞者の解釈に委ねられる。
説教と丸投げ、微妙なバランスだ。
メッセージとエンターテインメント。
鶏卵前後論争をするつもりはない。
どちらかありきでは面白くないことが多いだけだ。
薄層なものは興がさめる。


表現とは難しいものだ。
表現者というのは大袈裟くらいでちょうど良いのかもしれない。
伝わるものは自分の考えているうちの何%か。
コミュニケーションしすぎることはない、ということか。
苦手。


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